これからこの町に暮らすことになった方には、ぜひこの町を「ふるさと」と思っていただきたいと思います。あなたの地元の自治会である、「豊町東町会」は心より歓迎いたします。すでに自然は都市化の波におされて遠くなりつつありますが、人が暮らすところは常に故郷であるべきだと、私たちは思っています。そして故郷には、そこに暮らす人たちとの暖かい交流の思い出が沢山あってほしいものです。
昨今、「犯罪の凶悪化・若年化」や「いじめ問題」をはじめ「少子・高齢化社会への対応」、私たちの社会生活の中で深刻な心の問題が山積しています。そしてこれらの問題に対処するためには、制度改革や行政サービス以上に、「地域の結びつきの強化」が最も大切であるといわれています。連日マスコミ等を通じて、政治家や、識者の発言にも同様のものが数多く見受けられます。言うまでもなく、地域の結びつきの中心にあるのは町会や商店会などの自治会です。今こそ私たち同じ地域に暮らすもの同士が、この自治会への取り組み方をもう一度真剣に見直さなくてはならない時ではないでしょうか。
社会の変化とともに自治会の果たす役割は変わっていきますが、お互いを助け合うもっとも身近なボランティアの精神は不変でなければなりません。私たちの暮らすこの地域もボランティアに支えられてきました。しかし、「帰宅時間が遅いために活動に参加できない」「世代間の価値観のずれ」「新築のマンション・アパートで生活をされている方々と、古くからこの土地にお住まいの方々とのコミュニケーション不足」等、当町会にも多くの問題が存在しています。しかし、好むと好まざるとにかかわらず、同じ地域で生活する限りお互いの関わりを無視することはできません。私たちが抱えるこのような深刻な問題を改善するために、新たな1歩を一緒に踏み出してみませんか? |