初期消火訓練
1/26(土)午前10:00。柏市消本部の方々の指導で2008年初頭の「防災訓練」が実施されました。ふるさと会館には「消防車」と「起震車」(地震の体感実験車)2台の車が止まっていました。
小学生から高齢者、お隣の豊町西町会のみなさんやふるさと協議会の方々も参加されました。
最初の訓練は家庭用消化器の扱い方です。実際は消化剤の粉末が噴射されますが、訓練用なので水がでる「水消火器」を使います。実際にやってみるとなかなか難しいもので、本番に役立つためには日頃の訓練がものを言います!
①火元に消化器を運ぶ
②「安全栓」を抜く
③ノズルの先端を下に向けてしっかり握る
④火元から2,3mまで近づき、火点の下を狙ってレバーを強く握る
⑤火勢が弱まるにしたがって近づき、噴射が終るまで待つ(15秒程度)
地震の疑似体験
つぎは地震の体感実験です。「起震車」と呼ばれる車の中にテーブルや椅子を配置し、家庭の室内を再現して震度5~7までのゆれを体感します。
震度5のゆれ方はトラックの荷台に乗って、舗装をしていない道路を走っているような感覚でした。
震度7になると座っている椅子ごとぶれてしまい、固定してあるテーブルにつかまっていないとカラダを支えきれませんでした。もちろん町会の役員さんといえども顔が引きつります。
実際に起こった「阪神淡路大震災」や「能登半島沖地震」、直近の「新潟中越地震」を再現したゆれも体験しました。
実験装置の中とはいえ、恐怖感は相当なものです。みなさんもご自宅をみまわして、大きな家具は固定し、火の元をすぐに絶てるように確認しておきましょう。
緊急通報訓練
つぎは室内にもどって、「119番通報訓練」です。火事通報の場合と、救急車の要請の場合を想定して消防の方と直接やり取りをします。
あわててしまうと、正確な通報ができません。おちついて正確な場所、現場の状況、通報者の情報等をはっきり伝えることが大事です。自分の携帯電話の番号を覚えていない人が意外に多いもので、すぐに言えるように確認をしておきましょう。
アルファ米復元を実演
今度は非常食として知られる「アルファ米」の炊き出し実演です。アルファ米とは一度炊いたご飯を乾燥させたお米のことです。
お湯か水を注ぐだけで食べられるので、非常用保存食や軍用食、レジャー用食品などとして使われています。今回は50食分の炊き出しセットを使用しましたが、1食分で赤飯や混ぜご飯等種類も多く、保存期間も3~5年と長期間です。
試食は婦人部の皆さんが用意してくださったカレーです。ほんとうにいつもありがとうございます。
準備ができるまでの間、今日の訓練のあれこれで話が盛り上がります。美味しい締めくくりができて、今年の防災訓練も無事終了です。