1/11(日) 晴天とはいえ、豊小のグランドの下は、霜が溶けて泥濘ができていました。
お餅は十分に水を含ませたもち米を蒸す作業から始まります。子供会のお母さん方や役員の皆さんが、前の日から準備したもち米は60kg。かまども5つ用意しました。
つきあがったお餅を絡めるために、お母さんたちが黄粉や大根おろし、あずき餡などを準備します。
蒸しあげた餅を入れる臼も、お湯で十分湿らせておく必要があります。
いよいよもち米が蒸しあがりました。
いきなりつき始めるのではなく、最初は杵で米をつぶしていきます。
ここからが醍醐味! いよいよ餅をつき始めます。
きめの細かい餅に仕上げるためには、水分を加えながら何度もつかなければなりません。
お餅がつきあがるとお母さんたちが、一口大の大きさにちぎりながら、用意したあんこや黄粉に絡めていきます。
まもなくたくさんの来場者がきます。受け入れ態勢が整いました。
朝からゲートボールをしていたおじいちゃん、おばあちゃんが味見役です。もちろん合格点をいただきました。
【 イベント 】
新年の景気づけに、子供会の「柏元気太鼓」のメンバーも準備完了。
卒業生も参加して、模範演技を披露しました。
そろいのハッピ姿で、子供たちの太鼓は新年の空に響き渡りました。
来場者が続々と詰めかけてきたころ、町内の「高橋鳶」さんが柏市の出初め式を終えて駆けつけてくれました。木遣(きやり)にのせて纏(まとい)をかざしながらさっそうと登場です。
町会を代表して今井町会長が、お礼のあいさつに立ちました。
いよいよ梯子乗りの妙技の披露です。この梯子乗りは一説には江戸の火消したちの訓練の一環として受け継がれたものともいわれ、お祝いの席などで披露されてきました。
梯子乗りがはじまると、大勢の見物客で輪ができました。
梯子乗りの様々なポーズには、素早く火事現場の方向や、風向きを知らせる意味があるそうです。
日頃から工事現場など高い所で仕事をしているとはいえ、十分な訓練が必要です。だれもが簡単にできるものではありません。
命綱もなしで繰り返される離れ業に、観客からの拍手が絶えませんでした。
【 大勢の来場者 】
出初めの式が終わったころには、長蛇の列ができていました。
飛び入りのつき手も入れ替わり参加! 初体験の若いお父さんは、矢野副会長の丁寧な指導にもかかわらず、四苦八苦の様子。
テントの中のお母さんたちは、次々とやってくるお客さんに追われて食事をとるひまもありません!
やはり柏市の式典に参加していた消防団の皆さんも、ようやく駆けつけてくれました。
最後の餅がつき上がっても人だかりは絶えません。 一緒に用意した「トン汁」の人気も大きかったようです。
最後の餅がつき上がっても人だかりは絶えません。 一緒に用意した「トン汁」の人気も大きかったようです。
釜戸の火を落としてようやく終了! この日は18臼の餅をつきましたが、町会長がもらした「来年はもっと沢山準備しなければ・・・・」という一言に、係の人たちはげんなりしていました。(完)